Digital Labors
システム開発音響・防音工事業A社

934ページの法令解説書を、
AIに聞けば出典つきで答える形に。

ピアノ室からスタジオ、映画館まで手がける防音工事の会社です。設計や施工で確認が欠かせない建築・消防の法令を、社内で使っている解説書とあわせてAIで調べられる仕組みをつくりました。

防音室の施工現場で、担当者がタブレットを見ながら壁の仕様を確かめているイメージ写真
※写真はイメージです
取り込んだ法令解説書(2冊)
934ページ
受入試験で合格の水準(不合格0)
16問
拒否を確かめた不正な使い方(指示の乗っ取り・全文転載・機密の開示)
3種類

事例の概要

業種
音響・防音工事(個人宅の防音室から、スタジオ・ホール・映画館まで)
対象業務
設計・施工のときの、建築基準法・消防法の確認
期間
2026年7月
使ったもの
Dify(RAG)、Claude、e-Gov法令API、OCR
できあがったもの
社内向けの法令リファレンス(試験運用)、著作権に配慮した利用ルール

Before / After

導入前と導入後

付箋だらけの分厚い法令解説書が2冊開かれ、メモ用紙が散らばった設計デスクのイメージ写真BEFORE
ノートパソコンの画面に質問と出典つきの回答が並び、その横に閉じた解説書が置かれているイメージ写真AFTER

※写真はイメージです

調べ方

分厚い解説書(2冊・934ページ)をめくって、該当する箇所を探していた。

質問すると、解説書の該当箇所を示して答えるようになった。

法令の新しさ

本の内容は出版時点のままで、改正の確認は別に行う必要があった。

e-Gov法令APIで、最新の条文をその場で参照するようにした。

答えの正確さ

初回の受入試験では、16問中4問が不合格だった。

指示と検索の仕方を直し、16問すべて合格の水準になった。

安全と著作権

社内の資料や市販の本をAIに入れるときの決まりがなかった。

全文の転載や機密の開示を拒否することを試験で確かめ、利用ルールを整えた。

Challenge

法令の確認に、毎回分厚い本をめくる

防音室やスタジオの設計・施工では、建築基準法や消防法の確認が欠かせません。社内では市販の解説書2冊(574ページと360ページ)を頼りにしていましたが、該当する箇所を探すのに時間がかかっていました。

本の内容は出版時点のままなので、法令の改正は別に確かめる必要もありました。

Process

進め方

  1. 解説書を構造化する

    2冊・934ページをOCRで読み取り、章や項目ごとに検索できる形に整えました。

  2. AIと法令APIをつなぐ

    Dify で解説書を検索するAI(RAG)を組み、e-Gov法令APIで最新の条文も参照できるようにしました。

  3. 受入試験で確かめる

    16問の受入試験を行い、不合格だった4問の原因を直して、すべて合格の水準にしました。

  4. 安全と利用のルールを決める

    指示の乗っ取り・全文転載・機密の開示をすべて拒否することを確かめ、著作権に配慮した利用ルールを整えました。

Result

質問すれば、解説書と最新の条文から答えが返る

社内で使っていた解説書と最新の法令を、質問ひとつで調べられるようになりました。受入試験は16問すべて合格の水準で、不正な使い方もすべて拒否することを確かめています。

現在は、URLを共有した関係者だけが使う形で試験運用しています。法的な最終判断には使わず、根拠を確かめるための道具として使う運用です。

  • ※守秘義務のため、社名は匿名で掲載しています。
  • ※試験運用中の仕組みです。法的な最終判断には使っていません。
  • ※写真はイメージです(実際の現場・オフィスではありません)。

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