Digital Labors
進行中(2026年10月16日時点)システム開発住宅建設業B社

19シートの積算Excelを、
1円も違わないWebシステムに。

グループホームや共同住宅も手がける住宅建設会社です。長年使ってきた積算Excelを、計算結果を変えずにWebの入力システムへ置き換えています。

建設会社の事務所で、担当者が2つのモニターに積算の入力画面と図面を並べて作業しているイメージ写真
※写真はイメージです
元のExcelと一致した見積金額
1円単位
差が0件だった明細の照合
1,056行
毎回の変更を確かめる自動テスト
41件

事例の概要

業種
住宅建設(グループホーム・共同住宅の新築ほか)
元の仕組み
積算Excel(19シート・数式約16,000・マクロあり)
期間
2026年9月から(検証版が完成。2027年1月に本番移行の予定)
使ったもの
Googleスプレッドシート、GAS(Webアプリ)、Claude Code
進め方
要件書と変更管理台帳を用意し、毎週の定例で確認

Before / After

導入前と導入後

シートのタブが大量に並び、エラー表示のあるセルが目立つ表計算の画面が映ったモニターのイメージ写真BEFORE
すっきりした入力画面に見積の合計が表示され、担当者が確認している手元のイメージ写真AFTER

※写真はイメージです

物件ごとのファイル

物件ごとのExcelを「コピーのコピー」で作っていた。

Webの入力画面から物件を作成できるようにした(作成は約11秒)。

数式の壊れ

外部リンク切れで、#REF! のエラーが多数出ていた。

照合した明細でエラー値は0件になった。

計算の正しさ

置き換えると金額が変わらないかを確かめる手段がなかった。

元のExcelと1円単位で一致し、明細1,056行の照合でも差は0件だった。

変更のたびの確認

計算を直すたびに、結果が正しいかを手で確かめるしかなかった。

41件の自動テストで、変更のたびに計算を確かめられるようにした。

本番の運用予定

Excelのまま、社内で受け継がれてきた。

社内の環境に移し替え、2027年1月に本番へ移行する。

Challenge

誰も全体を把握できない、巨大な積算Excel

積算は、19シート・数式約16,000・マクロ入りのExcelで行っていました。物件ごとにファイルを「コピーのコピー」で作るうちに外部リンクが切れ、#REF! のエラーが多数出ていました。

置き換えるなら、見積の金額が1円でも変わっては困ります。正しさを確かめながら移す進め方が必要でした。

Process

進め方

  1. Excelを読み解く

    19シートの数式とマクロを読み解き、計算の順番と参照の関係を洗い出しました。

  2. スプレッドシートとGASに移す

    計算をGoogleスプレッドシートに移し、GASで入力用のWebアプリをつくりました。

  3. 1円単位で照合する

    同じ物件で元のExcelと結果を突き合わせ、本体・見積・坪単価が1円単位で一致すること、明細1,056行に差がないことを確かめました。

  4. 定例で改善を重ねる

    要件書と変更管理台帳を用意し、毎週の定例で要望を確かめながら版を重ねました。確定処理は202秒から65秒まで短くなりました。

Result

金額を変えずに、Webで入力できる積算に

検証版で、元のExcelと1円単位で一致する計算を再現しました。明細1,056行の照合でも差は0件、エラー値も0件です。

全社の下期方針発表会でデモを行い、現在は社内の環境への移し替えを進めています。

Next

これから

  • 社内の環境への移し替えを終え、2027年1月に本番へ移行します。
  • 本番で使いながら、入力の手間がどれだけ減ったかを測ります。
  • ※守秘義務のため、社名は匿名で掲載しています。
  • ※進行中の事例のため、内容は2026年10月16日時点です。
  • ※写真はイメージです(実際の現場・オフィスではありません)。

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